レジンってこんなものにも使われているんだ!と意外な使われ方をしているものについてご紹介していきます。
※それぞれ特徴に合わせたレジンなので、代用できるものもありますが工業用や種類・系統が違うので
ハンドメイド用のUVレジンで代用できないので気を付けてください。
〇ガラスの補修
車のフロントガラスやちょっとしたひび割れを補修する際の補修成分にはUV硬化レジンが使われています。
キズやヒビの広がりを防ぎ、目立たなくする効果があります。
応急措置として、使われる場合が多いようです。
他にも、ステンドグラスなどちょっとしたひびを自分で補修する場合などUVレジン液は目立たなくして
傷の広がりを防いでくれる効果があります。
〇釣り具のルアー作成やコーティング
型や針金を用意すると自作のルアーを作成して活用している方もいらっしゃるようです。
釣り好きでこだわりのルアー作成をされている型の間では有名ですが、
主に、木材を加工して形を作り、コーティングの役割としてレジン液を使われている事が多いようですね。
〇歯の治療(虫歯後の詰め物として)
虫歯を削った後に、柔らかい状態のレジンを削った部分などに充填し、
そこに紫外線を当てることでしっかりと固まり、歯の役割を果たしてくれます。
他にも美容歯科でもレジンは使われてます。
歯の表面にレジンを塗り乾燥させることで歯の形や色、細かい凹凸を整えます。
〇コンクリートの材料として
通常のコンクリートは、セメントと水を混ぜ合わせたものが使われます。
レジンコンクリートの場合、砕いた石や細かい砂、炭酸カルシウムなどとレジンを合わせて使用します。
専門用語としてレジン、レジコン、RECなど略称で呼ばれることも多いようです。
レジンコンクリートは、一般的なコンクリートに比べ、高強度、耐食性、水密性に優れる他、
対摩耗性、電気絶縁性、振動減衰性、接着性、着色性など、多くの特性を有してます。
通常のコンクリートに比べると固まる時間が早く、強い硬度を持っていることが特徴です。
さらに、水や酸といった物質から影響を受けることが少ないだけでなく、自然にも優しいなどの特徴があるため、
路面補修、化学工場等の床や上水道・下水道・通信・電気・ガス・放送・鉄道・水路・道路・港湾などにも使用されてます。
レジンコンクリート製品については日本レジン製品協会のHPを張っておきますので、興味がある方はどうぞ。
http://www.jrpa.gr.jp/index.html
〇模型製作(フィギュア作成)
いわゆるレジンキャストと呼ばれているもので、主にガレージキットで使用される「二液混合重合型の熱硬化性樹脂」になります。
常温では液体で、硬化剤を混合することで重合して固体となる熱硬化性樹脂を、シリコーンゴム型・プラスチック型・蝋型などに、
常温常圧、あるいは射出成型と比べるとはるかに低い温度・低い圧力で流し込む方法で少量生産の模型製作に使われているようです。
最近では3Dプリンターで作成される事も多くなってきてますが、自分だけのオリジナルフィギュアを作成した方には
2液混合のエポキシ系のレジンを使われる事も多いようです。