エンボスヒーターとドライヤーってどう違うの? 使い方は?
前回までは着色剤について書いていきました。
今回はハンドメイドレジンでのエンボスヒーターの使い方やそのほかの使い方について書いていきたいと思います。
エンボスヒーターって何?
エンボスヒーターとはもともとエンボス加工をする際に使用するヒーターのことです。
ですが、意外にもハンドメイドレジンやプラバン加工に使われることがあり、近年ではクラフト用のヒーターという認識になっています。
その分、温風が出せるドライヤーとの違いが分からなかったり、使うときの注意点が分からなかったのが原因で火傷などのケガをしてしまったりなどそのようなトラブルが起きてしまうことがあります。
今回はその部分を重点的に解説できていけばと思います。
エンボスヒーターとドライヤーの違い
まず最初にエンボスヒーターとドライヤーとの違いですが、一番の違いは温度です。
ドライヤーは低い時で約60℃、高い時で約140℃の温風を出すことができますが、エンボスヒーターはドライヤーが高い時の約2倍の約250℃ほどの温風を出すことができます。
また、ドライヤーとエンボスヒーターは風量でも違いがあり、ドライヤーは風量が強いのに対し、エンボスヒーターは風量が弱いです。
そのため、温度が高く、風量が弱いエンボスヒーターのほうがハンドメイドレジンやプラバン加工などのクラフトで向いている一つの理由になります。
ハンドメイドレジンでのエンボスヒーターの使い方
エンボスヒーターは本来、エンボス加工に使われるものですが、ハンドメイドレジンでも使用することができます。
それは気泡抜きです。
皆さんはレジンの封入パーツを入れたり、着色剤を入れて混ぜたり、レジン液を出した時などに気泡ができてしまったということはありませんか?
その時に気泡を一つ一つ丁寧につぶしていくのは時間ばかりが過ぎていき、時間の無駄だと思ったことはありませんか?
その時間を短縮してくれるのがエンボスヒーターです。
使い方はレジン液から約10cmほど離して温風を約5~10秒ほどかけます。
この時の注意点は、レジン液の近くで温風を長時間かけないことです。
レジン液の気泡はエンボスヒーターの熱によって、レジン液の粘度が下がり、気泡を抜いてくれます。
しかし、近くで長時間かけてしまうと有害物質が出てレジンアレルギーになってしまったり、温度が高いため火傷のリスクがあります。
そのため、この点に注意して使えば、キレイに気泡を取り除けて作品の仕上がりがよくなります。
プラバン加工でのエンボスヒーターの使い方
エンボスヒーターはプラバン加工もできます。
使い方としてはまず、小さくするだけのプラバンをピンセットで押さえながら全体にまんべんなくエンボスヒーターの温風をかけていくだけです。
最初はうまくいきずらいですが、何度かやっていくとうまくきれいにできます。
オーブントースターがない方でも気軽にプラバンで作品作りができるようになります。
この時も温風による火傷には注意して行うことが大切です。
エンボス加工でのエンボスヒーターの使い方
本来のエンボスヒーターの使い方です。
まず、エンボスインクパッドとエンボスパウダー(これらの説明は割愛させて頂きます。)、エンボス加工をしたい紙、細い筆、使いたいスタンプ、そしてエンボスヒーターを用意します。
最初に使いたいスタンプにエンボスインクパッドをつけ、エンボス加工をしたい紙につけます。
そのスタンプをした上ににエンボスパウダーをふりかけ、余分な粉は別の容器に移していきます。
この時に細い筆を使うときれいに余分な粉を取ることができます。
最後にエンボスヒーターでエンボスパウダーが溶けて膨らんだらエンボス加工の完成です。
エンボスインクパッドやエンボスパウダーはさまざまな種類があるので、自分の加工したいイメージに合うものを選び、誕生日カードや年賀状などの手紙などに使ってみるのもいいかもしれません。
今回はエンボスヒーターの使い方について書いていきました。
次回は身近にあるものでレジンで必要な道具の代用ができるものについて書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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