雲レジンってどうやるの?

前回は宇宙レジンのやり方について書いていきました。

宇宙レジンってどうやるの?

今回は雲レジンについて書いていきたいと思います。

雲レジンって何?

雲レジンとは主にモールドを使った作品作りで使われているテクニックで、球体状のものや半球状のレジンでまるで本物の空を切り取ってしまったかのように青空の中に雲が浮かんでいる表現をします。
青空以外にも着色剤の色を変えれば、夕焼けや朝焼けに浮かぶ雲を表現することだってできます。
今回は雲レジンに必要なものとやり方の手順、そして応用として『雪レジン』について書いていきます。

雲レジンに必要なものってどんなもの?

 

雲レジンや作品作りをするにあたってレジン液と表現したい作品のもの以外にどんなものがいるのかわからない方もいるかと思います。
今回の雲レジンで必要なものは

・レジン液
・練り消し
・練り消しがない方は白い紙粘土
・青・水色などの空の色にする着色剤
・レジン液こぼれを心配する方はシリコンマット
・レジン液の使う量を調節したい方は調色用パレット
・気泡をつぶすためのニードルや爪楊枝、エンボスヒーター
・UVライトorLEDライト
・ピンセット
・作品で使いたいモールド
・その他自分で使いたい道具・パーツ
です。


レジン液、UVライトやLEDライト、モールド、その他レジンで使う道具はどんな作品作りでも必要なものですが、練り消し(もしくは白い紙粘土)は今回の雲レジンのみでしか使わないものと思っている認識で大丈夫です。
練り消し(もしくは白い紙粘土)以外にも石鹸や白色の着色剤を代わりに使用するのもオリジナルの作品を作るにあたってはありかもしれません。

雲レジンのやり方の手順

まず作品を作るにあたって前回の宇宙レジンと同様にレジンアレルギー対策を取っておくことが大切です。
今回は一番最初に雲レジンのテクニック重要な雲作りからしていきます。
今回は練り消しでのやり方を紹介します。
まず練り消しを細かい破片がぽろぽろと出るまで練り、出てきたら縦長に整えて左右の方向に引っ張っていきます。
この時に注意すべきなのは練り消しを引っ張る速さです。
練り消しは早く引っ張ってしまうと細かい破片が出てくる前にちぎれてしまい、逆に遅いと細かい破片ができません。
なので、自分で何度もやってちょうどいい速さを見つけましょう。
ここでのコツは練り消しを引っ張る速さは早すぎず遅すぎずちょうどいい感じに引っ張ることです。
引っ張った練り消しは無数の綿状の破片になりますので、ピンセットを使って自分の表現したい雲の形を作りましょう。
また、紙粘土で作る場合は根気よくこねて雲のふわふわもさもさ感を作ります。

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色々な大きさの雲があると自分の作りたい作品のイメージに近づきやすいと思います。
それができたら、レジンを着色していきます。
今回は青空の場合で書いていきます。
まず、調色用パレットにレジン液を使う量入れて青の着色剤を入れて混ぜて着色します。
前回注意したように着色剤の入れすぎは硬化不良を起こすのでたくさんの量のレジン液を使って着色する場合は少しずついくつかの調色用パレットを用意して小分けで同じ色を作りましょう。
色は薄めの青か水色と濃い目の青の2種類ほどあれば簡単にできます。(今回は1色の青色を透明のレジン液とっ所に使って色の濃さを表現しました。)

次に作品作りに入るのですが、雲レジンを行う場合はまず最初に使うモールドに必ず無色のレジンの層を作ってください。

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そのままで行ってしまいますと、雲の色が空の色に色移りしてしまうからです。
その後に雲を配置して透明のレジン液で硬化させた後、空を表現していきます。
空を表現する場合は最初にモールドの半分くらいまで透明のレジン液を入れた後、薄めの青か水色を入れます。
この時に色の境界線をぼかしておいてさらに少しねり消しで作った雲を配置して硬化させるとより本物みたいになります。
そして、中央に濃い青のレジン液を入れた後外側に透明のレジン液で囲って色の境界線をぼかして硬化します。
最後に透明のレジン液をモールドいっぱいに入れて硬化させ、モールドから取り出せば完成です。

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ここで、一つ豆知識ですが、モールドから作品を取り出した時に少し表面がざらざらしていて透き通った青空じゃない場合は透明のレジン液かレジン用のコーティング剤を筆で薄く作品の上に塗って硬化すると表面がつるつるで透き通った青空になるかと思います。
また、球体型のモールドを使った場合、下の方が平らになっていますので、綺麗な球体にしたい方は4枚目のように平らなところを球体になるようにレジン液を追加して調節しながらこうかさせると綺麗な球体になります。

おまけ:雪レジンのやり方の手順

雪レジンとは雲レジンとやり方と手順は同じですが、一つ違うのが白いものの大きさです。
練り消しですと雲レジンより結構少なめにして位置を離しておいてそのまま硬化するとまるで作品の中で雪が降っているような感じになります。
大きさや置く位置などを自分で決めて、オリジナルの作品作りをしてみてください。

今回は雲レジンについて書いていきました。
次回はたらしこみレジンについて書いていきたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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