封入パーツについて-イラストシートってどんなもの?-
前回は封入パーツのメタルパーツについて書いていきました。
今回はイラストシートについて書いていきたいと思います。
イラストシートってどんなもの?
まず、イラストシートとは薄いプラスチックのシートにイラストがプリントされている封入パーツの一つです。
上の写真のように色のついたものはもちろんのこと、動物や金魚、きらきらと反射して虹色に見えるものまで種類はたくさんあります。
また、イラストシートの余白部分が透明なため、レジン液の中に封入してもあまり目立つことなく閉じ込めることができます。
イラストシートの封入の仕方やイラストシートの代わりになるものなどが書ければと思います。
イラストシートの封入の仕方
封入の仕方ですが、今回はミール皿での封入の仕方について書いていきます。
まず最初に前回のモールドと同様、ミール皿の底に薄くレジン液を注ぎ、硬化させます。
硬化中に使いたいイラストのところをハサミやカッターを使って切り取ります。
この時にイラストシートの透明な部分が少ないと封入時に気泡が入りにくくなります。
硬化が終わりましたら、また薄くレジン液を注いで伸ばし、硬化させる前に先程切ったものを気泡が入らないように入れます。
前回と同様先ほどの内容を繰り返し行えば完成です。
イラストシートの代わりになるものってどんなもの?
イラストシートは手芸屋などで売られていますが、あまり作りたい作品に合うものがない、自分だけのオリジナルなイラストシートを作って作品制作がしたいと思う人もいるのではないでしょうか?
イラストシート以外にも代わりに使えるものがあるので、それについて書いていきたいと思います。
写真
写真は、主にミール皿・空枠の作品で使われることが多いです。
空枠で使う場合は空枠の底をレジンで硬化させて土台を作ってから、ボンドで写真を底につけます。
ボンドが乾いたら、その上にレジン液を塗って硬化させれば、写真の入ったチャームが簡単にできます。
折り紙
折り紙も写真と同様、ミール皿・空枠の作品で使われることが多いです。
ですが、折り紙は写真(印刷方法にも異なる)より紙の厚さが薄いため、ちぎれないようにしないといけません。
また、封入パーツとして塩ようしたい場合は和紙や紙でできたものではなく、PETやPVC製の折り紙を使うのが無難です。
そして、折り紙は封入パーツとしてではなく、ピアスのチャームとして使用したいときは折って作った作品をレジン液でコーティングすることで、作品がすぐに壊れることが減ります。
自分で作る場合
自分のオリジナルのイラストシートを作りたい場合は、まずプリンターの種類とそのプリンターに合った透明フィルムを用意する必要があります。(作り方は他のサイトで調べてもらえますと幸いです。)
イラストは素材から使う場合は大丈夫なのですが、自分の手書きのイラストを使う場合は、イラストの白い部分が少なくかつ色が濃いものを選ぶのがコツです。
理由は、白の部分は印刷を行う際に透明になってしまうのが大きな原因です。
また、色が薄いとイラストがはっきりとせず、どんなイラストなのかよくわからなくなってしまいます。
印刷を行った後で注意することは乾燥する前に触ってはいけないということです。
乾燥する前に触ってしまいますと折角のイラストがにじんでしまったり、きれいに仕上がっていたのに触ったことで台無しになってしまったりなど、せっかく完成間近のものを自ら壊している感じです。
なので、しっかりと乾燥させてから作品制作をしましょう。
今回はイラストシートについて書いていきました。
次回はそのほかの封入パーツについて書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。