前回はバリについて書いていきました。

 

バリって何？

今回はレジンの黄変について書いていきます。

 

黄変って何？

 

まず黄変って何？と思う方もいると思いますので、簡単に説明すると黄変とは硬化後のレジン作品が『紫外線を浴びいることで黄色くなってしまう現象』のことです。

　
濃い色で作ったレジン作品はあまり目立たないかと思いますが、薄い色や特に色のついていない透明のレジン作品にはレジンの透明感を出すために色を薄めにしたり、透明にしていたりの工夫をした方には結構ショッキングな現象になります。
いずれかはそうなるものですが、できれば長い間作品の透明感を出していたいともう方もいます。
今回はレジン作品が黄変してしまう原因とその対策について書いていきます。

レジン作品が黄変してしまう原因

ではどうしてレジン作品が黄変してしまうかの原因ですが、その主な原因はおよそ3つほどあります。
1つ目は先ほど書いた紫外線に長時間あたっていることです。
紫外線にはレジン作品を劣化させたり、変色支える原因のものがあるようで、日当たりの場所やかばんなどに付けているストラップやキーホルダー、常に身に着けるネックレスやピアスなどのアクセサリーのレジン作品が黄変するのが他のレジン作品より早いのはこれが原因となっています。
2つ目は水分の入っているものを封入してしまったことによるものです。
これはレジン作品にドライフルーツや飴などの食品をレジンで閉じ込めたことが原因でなってしまうものです。
食品にはたとえ例に挙げたドライフルーツや飴でも水分は少し含まれています。
レジンで閉じ込めただけではレジンの中でかびて腐ってしまい、そのカビによるもので黄変してしまいます。
食品以外にも水分の含まれているものをレジンで閉じ込めようとしないでおきましょう。

　　
3つ目は酸化によるものです。
例えば鉄はサビる原因は酸素と鉄が酸化によって結びついたためで、レジンでも同じことがいえるのでしょう。
たとえ紫外線に当たらないようにと暗い居場所で保管していても作品が黄変してしまったということはありませんでしたか？
もしかしたら酸化もレジン作品が黄変してしまう原因かもしれません。
また、黄変は硬化後のレジン作品だけではなく、硬化前のレジン液でも色が変わってしまう現象があります。
これも黄変ですので、作品に透明いい感を出したい方は注意してください。
他にも経年劣化などが黄変の原因になっているので、長い間使っていないレジン液は注意しましょう。

黄変しないようにするには

ではどうしたら作品を黄変させずに長持ちさせることができるのでしょうか？
まずは長時間紫外線を当てないようにすることが大切だと私は思います。
それ以外にも紫外線をカットしてくれるUVカットスプレーで作品をコーティングしている人もいるようです。
もう一つはあえて黄色系の作品にしてみるという手もあります。
レジンが黄変するときは名前の通り黄色く変化してしまうので、それを目立たないようにする手段です。
ですが、黄色以外に表現したい色があるかと思うので、難しいです。
また、近年では黄変しにくいレジン液もあり、特に清原さんのレジン液、パジコさんの星の雫は黄変しにくいということが報告されているので、そのレジン液を使ってみるのもいいかもしれません。

　　
ここで一つ言うとするなら、レジン作品は『時間がたてばたつほどほぼ必ずと言っていいほど黄変してしまう』ことを覚えておいてほしいです。
レジン作品やレジン液は時間がたつほど酸化などが始まってしまうので、時間がたつほど黄変しやすいという認識を持ってください。
その認識があるだけで、今後のレジン作品を作りたくないって思ってしまう人がいてもいつかは作品の雰囲気が変わると思えるような感じになるかと私は思っています。

今回はレジンの黄変について書いていきました。

次回はネイルの意外なものでレジンの作品作りに使えるものについて書いていきたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。